のんだくれ自警団日誌〜信号旗Wを揚げよ!

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zoom RSS 大日本果汁(ニッカ) 林檎汁

<<   作成日時 : 2009/03/13 07:14   >>

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今回紹介するのはニッカウヰスキーの第1号製品、ニッカ林檎汁(の空瓶)です。

エッなんでニッカがりんごジュースなの?と思われるかもしれませんが、操業当初は余市特産のりんごを使った製品を作っていたのです。
これはウイスキーは仕込みをしても出荷できるまで数年かかるため、それまでの資金稼ぎとして始めたのでした。

社名も最初は大日本果汁株式会社とかなり物々しい名前でした。

ニッカの由来も
大日本果汁 → 日果 → ニッカ
となったのです。
またローマ字にすると「NIKKA」ですが、ネオンサイン等にすると文字数が少なくて安上がりである事。またカナ書きで横書きした場合、当時は右からも読む事もありえたので確実に読んでもらえるようにした(カッニだと読みにくい)という妙に合理的な理由があったのです。

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写真では良くわかりませんが瓶に「Nikka」の刻印もあります。
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価格は200ml 1本30銭 かなりの高級品です。
当時の郵便(封書)が3銭の時代ですから今で言うなら\800程度でしょうか。
飲み物で比較するとラムネが6銭・高級品のキリンレモン(340ml)でも25銭。ビールの大瓶が35銭程なのでかなりの高級品です。

しかも当時の林檎の品種といえば紅玉や国光というような酸っぱそうな品種。
しかも1本にりんご5個分の果汁を使用したという見るからに濃そうなジュースでした。

売り上げについてどうだったかというと惨憺な結果だったそうです。
前述の値段の問題に加え、販路が弱かった事と消費者がりんごジュースに馴染みがなかったためほとんど売れなかったそうです。
また、当時「外地」と思われていた北海道余市から東京まで運ぶにはかなりの日数がかかりました。
その間に変質(腐ったわけではなくジュース内のペクチンが沈殿した)してクレームが来たそうです。
加えてこのジュースは金色の透明なやつでなく白色に濁ったやつなので余計不審に思われたのでしょう。

かろうじて札幌の病院に病人向けの滋養飲料として売れたそうですが、30銭もあれば卵が5〜6個買えたので病人にしてみれば未知のジュース1本より卵の方がよほど喜ばれたと思います。

ともあれニッカの歴史はここから始まった貴重な一品でしょう。

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