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今回のテイスティングはニッカノースランドです。 このウイスキーは1972年(昭和47年)に発売されています。それなりにヒットしたのか1994年(平成6年)頃まで発売されていました。 他にもモルトウイスキーの含有量を増やした特級タイプの物もありました。 ある意味このウイスキーはニッカウイスキーにとって記念すべき一品と言えます。 と言うのもこのウイスキーは元々あった余市蒸留所のモルトウイスキー、西宮(当時)のグレーンウイスキーに加え、仙台宮城峡蒸留所のモルトウイスキーが初めてブレンドの対象となった製品だからです。 ニッカウイスキーの創業者である竹鶴政孝氏は伝記などから以下のようにウイスキー作りに望み、発展していきました。 第一段階:本場スコッチに負けないモルトウイスキーを造りたい(余市蒸留所・ハイランドタイプ) 第二段階:本物のグレーンウイスキーを使ったブレンデットウイスキーを造りたい(西宮工場) 第三段階:ローランド地方のタイプの柔らかなモルトウイスキーを使いたい。(仙台宮城峡蒸留所) このノースランドの完成によって竹鶴政孝氏の思い描いたウイスキーの完成を見たと言えるのではないでしょうか? ちなみにラベルには「HIGH LAND」「LOW LAND」の文字があります。これはスコッチのハイランドウイスキーとローランドウイスキーをブレンドしていると言う意味ではなくハイランドタイプ(余市)とローランドタイプ(宮城峡)をブレンドしてますと言う意味です。 今だったら公正取引委員会に「紛らわしい」と訴えられそうですが・・・ ![]() さてこのウイスキー、原材料に「スピリッツ」とあります。これは仲間内では「禁断の原料」と呼ばれる増量用のアルコールになります。 品質重視のニッカでも2級ウイスキーではアルコールを添加していたのですね。 もっとも当時は国産ウイスキーの絶頂期で2級ウイスキーにまで回せるグレーンウイスキーはそんなに無かったのかもしれませんが・・・ 見た目・・・色は薄め 香り・・・ライトな風味、アルコール特有の香りが強いが上白糖のような香りも感じます。ピート巻はまったくと言って良いほどなく、現代のブラックニッカクリアブレンドに近いかもしれません。 味・・・かなり薄味。ただし甘み、苦味が上品にまとまっている感じ。 基本データ: 商品名 ニッカノースランド アルコール度数 39度 等級 2級 タイプ ブレンデッド(モルト・グレーン・スピリッツ) 熟成年数 未記載 容量 720ml 価格 不明(1983年当時は1000円位だったという話です) 1972年発売・1994年販売終了 |
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